こんにちわ、Tomoです。
「またかよっ!」とお思いになられるのも良く分かりますが、誠に勝手ながら、あまりに素敵すぎる町なので下高井戸を三度ご紹介させていただきます。
以前のブログでは『肉と惣菜の堀田』、そしてたこ焼きの『あずまや』さんについて書かせていただきました。今回は、とても美味しいラーメン屋さんをご紹介したいと思います。
初めて訪れたのは、いつまでも続いた2011年の夏、当時の僕のボスでもあった友人と一緒に下高井戸に新しいメロンパン屋を作っている時でした。その頃は毎日ランチは外食だったので、新しい場所を開拓するのが趣味の様にもなっていました。
既にそこにあるのは分かっていたのですが、あまりに老舗感がありすぎて、なんとなく「一見さんお断りかも?」的な感じもして、少し入店を躊躇していた感もあります。
そしてついにある暑い日のランチタイム。黄色い下地に赤く『木八』の文字が入った暖簾をくぐってみたのであります!
失礼ながら店内は想像に反して空いており、L字型に店内奥まで続く木製カウンターの向こうには白衣を来た大将がいらっしゃいました。
僕たちがラーメンを注文している間も、特にその顔に表情はありませんでしたが、それが失礼だったと言う訳ではなく「匠」感に包まれた感じのする大将でした。
いざラーメンを作り始めると、大将はまるで「カンフー」の達人かの様にスムーズに、無駄1つない動きで立ち回り始めたではありませんか!
その向こう、ステンレスの壁には「只今1万円でのつり銭が有りません」の張り紙が輝いていました。
数分後、僕達の前に運ばれて来たラーメン。
スープの上には適量の背脂が浮き、まぁ何と美味しそうでありましょうか!
しかも見た目に反して本当にあっさり!でもコクがしっかりと残る香り豊かな一杯でございました。
別の日には大将(これも僕が勝手に呼んでるワケなので、真相の程は分かりませんが...。)のご兄弟かご親戚かの、良く似た背丈の別の男性が働いていらっしゃっいました。
こちらの方も大将と同じく無表情、そして無駄な動き1つなくラーメンを作り切ると、タバコを渋く吸いながら腰に手を当てて昼のワイドショーをご覧になられておりました。
更に別の日には、とうとう大将が僕達に口を開いて下さいました。
カウンターに置かれたステンレスの容器の中に入っているのは自家製のラー油である事をご教授下さったのです。
「ラー油」と言うか、赤い高級なふりかけの様にも見えるそれをラーメンのスープに混ぜると、香りが更に豊かになりました。
なんとなく懐かしい、そして落ち着けるラーメン、本当に美味しかったです。
でも、残念ながら2014年3月15日で『木八』はそのドアを永遠に閉じた様なんです...。
ネット等の情報によれば、どうやら伊豆高原の方に『木八』の姉妹店もあるようですが、また食べたいな...。
大将達元気にしてるかな...?
Have fun!!
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